アルペジオにベースの動きを入れてみよう
伴奏にベースの動きが入るとググッと上手く聞こえます。これができれば一人前!
ランニングベース奏法
ギターのベースというのは基本的にコードのルートの音を使いますが、前後のコードの関係やアレンジの手法で「動き」を入れると「ムムッ出来るな!」って感じになります。
このベースの動きをランニングベースと言います。(ベースランということもあります)
ランニングベースの例
この講座の最初(とにかく弾いてみよう)の中で紹介したビートルズのLET IT BEのイントロはランニングベースを効果的に使った好例です。(原曲ではピアノ演奏です)
音を聞いてみる
赤文字の部分がランニングベースです。4弦開放の「レ」の音を加える事で、ベースが「ミ→レ→ド」と滑らかに変化します。たったこれだけでメロディアスでインパクトの有る伴奏になりますね。
ランニングベース練習曲
いくつかのパターンを組み合わせて練習曲にしてみました。
赤文字の部分がベースです。
音を聞いてみる
最初はランニングベースを使わずに練習して、余裕ができてから出来るところだけ取り入れていくのが練習のコツです。
A Bの部分
ランニングベースの典型的な使い方です。裏の拍子で押さえ方を変えるのは慣れないと難しいかもしれません。
Cの部分
これもよく使うベースが下降していくパターンです。簡単でかっこいいので覚えておくと便利。
Dの部分
D7を強調するためベースを一旦下げて「シドレ」と上昇させるパターン。力強く盛り上げるのによく使います。
Eの部分
簡単そうで指使いに戸惑う部分だと思います。Gのローコードの押さえ方は2種類あります。この場合は下記「G(※)」のパターンを使って中指でベースを押さえるとよいでしょう。
超初心者のためのギター入門講座まとめ
どうです。難しかったですか?
出来る限り難しいコードは使わずに基本的なテクニックを説明したつもりです。
思ったように弾けるまでにはまだまだ練習が必要だと思いますが、 ギターは一生続けられるすばらしい楽器です。
慌てる必要は何もありません。
ゆっくり楽しみながら練習してください。