ギターコードの正しい押さえ方
ギターコードの正しい押さえ方は、「フレットの近くを押さえる」「指を立てる」「手のひらをネックに付けない」の3つがポイントです。左手の爪は必ず切っておこう!
ギターコードとは
本来は「和音」を区別するために付けられた記号のことを「コード」と言います。「ギターのための和音のコードネーム」という意味ですね。
ギタリストの間では、転じて和音そのもののことを「コード」と呼ぶのが慣例になってしまっています。
左手のフォーム(弦の押さえ方)
写真を参考にして下さい。
フレットの近くを押さえること
音がビビる場合、押さえる位置がフレットから離れているのが原因です。
指板に対して指を立てること
出ない音があるときは、指が隣の弦に触れていないかチェックしましょう。
手のひらをネックに付けないこと
ネックは親指で支えるのが基本です。手のひらとネックの間に小さなピンポン玉が一つ入っているようなイメージをすると良いでしょう。
フォームが安定しないときは
コードフォームにもよりますが、指を少し斜に伸ばしてもたれあうようにすると安定します。
Fの押さえ方は少し特殊なので別に解説ページを設けました。
こちらもどうぞ→Fコード の押さえ方
ギターコードの覚え方(初心者向き)
ギターコードの押さえ方はポジション違いまで含めると数千種類に及びます。片っ端から覚えていくというのは、現実的ではありません。
まずはよく使う調(キー)ごとに主要三和音(スリーコード)をひとまとめにして覚えていくのが良いでしょう。
初心者におすすめのギターコード
ギター初心者にはキーG(ト長調)のギターコードを覚えることをオススメします。
キーGでよく使うコードにはバレー(一本の指で複数の弦を押さえる奏法)が出てこないので比較的簡単に弾ける曲が多いからです。
G, C, D(またはD7)の3つのコードを「キーGのスリーコード」と呼びます。
「スリーコード」はその調のコード進行の基本になる和音の組み合わせです。調ごとにひとまとまりに覚えていきます。
×印は鳴らしてはいけない音なので、親指で軽く触れてミュートします。
△は鳴らさない方がいい音ですが、ストロークなどで音が出てしまっても差しつかえありません。
DとD7がありますが、キーGではどちらもよく使います。フォームの形がよく似ているのですぐ覚えられますよね。
Gコードの指使いは2種類有ります。→Gコードの押さえ方(指使い)
Em(イーマイナー)のスリーコード
キーEm(ホ短調)はキーGの平行調にあたります。キーGのスリーコードとキーEmのスリーコードの6つを覚えてしまえば、弾ける曲のレパートリーがグンと広がります。
B7は指を4本とも使うので最初の難関かな?
ちゃんと指を立てて他の弦に触らないよう気を付けましょう。
簡単な練習曲
ゆっくりで構わないのでリズムを崩さないで。なるべく手元を見ないように弾きましょう。
Bmは省略フォームで
キーGやEmの曲ではBmも良く使います。1〜5弦を一辺に押さえるので出来なければ省略フォームを使いましょう。
省略フォームもダメなら、とりあえずDかB7でごまかす手もあります。(※もちろんごまかせない時もある)
省略フォームや音の似たコードで代理することは一見邪道のようですが、決してそんなことはありません。まずはリズムキープが演奏の基本です。
ギターコード表
キーGの曲でよく使うギターコードの一覧表です。
ギターを始めてまもなくであれば、欲張らず先ずはこれだけ覚えましょう。
印刷用PDFはこちらからダウンロードできます。→
ギターコード表(弾き語り用)
もっとたくさん覚えたければ
オンライン・ギターコードブックもご活用ください。