ギターのツボ

その他のコツ

アコギを練習する上で知っておきたい、ちょっとしたコツをまとめました。

呪文のようなコード

augとかdimとかmaj7とか覚えられなくて嫌になってるかた。とりあえず無視して(とりはらって)弾いてみよう! 例えば、Cmaj7はCという具合に。m(マイナー)と7(セブンス)は無視出来ないけどそれ以外は大抵大丈夫!和音の基本はたった3音難しく考える前にまず音を出すこと!

アップストロークの苦手なあなた

ピックを柔らかい物にかえてみよう。もちろん三角ピックで。奏法によってピックを持ちかえるのも大事なコツです。手首の力をぬいて、腕の振りを大きく。

ストロークのメリハリ

メリハリ(アクセント)の付け方は、強い弱いだけじゃないんです。アクセント部分は高音弦(1・2・3弦)を中心に、それ以外は低音弦(4・5・6弦)を中心に弾き分けます。

ギターが二人の時は

ギター二人のデュエットの時は、一人はローコード、もう一人はハイコードで弾くと音に広がりが出ます。ハイコードが難しい時は移調してカポタストを使うと良いでしょう。例えば曲がCの時は5フレットにカポをしてGで弾くというように。

カポタスト

カポにも色々種類があって、オススメはシャブカポ!(こういう呼び方でイイのだろうか?) ゴム式は安いが寿命が短いし、ネジ式は取付けや移動が不便だ。
シャブカポはちょっと高いがとにかく扱い易くて丈夫!一度使うと手放せなくなること請け合いです!カポを買う時は指板のアールに合ったものを選びましょう。クラシック・ギター用のカポはエレキやフォーク・ギターでは使えない(音がビビる)場合があるので注意が必要です。

古い弦を復活させる方法。

かなり裏技ですが、古くなって音の曇ってきた弦は、丁寧にはずしてお湯で茹でると音がもとのシャキッとした音に戻ります。でも、さびた弦はダメです。火傷しないように気をつけてね!

国産ギターも捨てたものではない。

ギタリストなら、マーチン、ギブソン、フェンダーといった一流の輸入ギターに憧れるのも無理のないことですが、空気の乾燥した土地で作られたギターは、日本のような比較的湿度の変化が大きい土地では実力を発揮しません。むしろメンテナンスに細心の注意を払わないと変型や、クラッキング(ひび割れ)などのトラブルが起こり易い欠点があります。同じ予算なら日本の風土にあった国産のギターも候補に入れて選んでみては。

弦が切れる。

弦が切れるというトラブルはめったに無いのですが、頻繁に切れるという場合は弦の切れた場所をチェックしてみましょう。弦の切れた場所がナット側ならギターそのものにトラブルがあると考えられます。(ナットの溝がせますぎると弦が切れ易くなります。)修理は自分でするより楽器屋さんに相談しましょう。ちなみにアコギの場合、一番切れ易い弦は3弦です。3弦は巻弦で芯が1弦より細いそうです。

弦の交換

弦を交換する時一番悩むのは、「どの程度余裕を持たせて巻きはじめるか?」ということですね。目安としては、「チューニング・ポスト約1つ分」の余裕を残して巻き始めます。僕の場合長さを決めたら潔く先に弦をカットしてしまいます。ストリング・ワインダーを使って高速で巻くので、弦を残してると目を突きそうで恐いんです(笑)。巻き付ける回数は多ければ良いというものでもないのです。3~4周巻けば十分で巻き付け過ぎるとチューニングが不安定になる原因になります。

ボトルネック

ボトルネック(スライド・バー)って使いにくいですよね。ぶかぶかして抜け落ちそうで安心して弾いてられません。そんな時は中にティッシュ・ペーパーをつめて隙間を埋めてしまいましょう。本当はゴム製のチューブをつめるのがベストなんですがサイズの合うものはなかなか見つかりません。抜け落ちの心配がないと初心者でも他の指が使い安くなります。

オクターブ・チューニング

オクターブ・チューニングって知ってます?
12フレットのハーモニクスと12フレットの実音を合わせるというやつですが、これが合ってないと正しいチューニングは永久に出来ません。特にハイポジションではピッチのずれが顕著ですので、「なんか、気持ち悪いなあ」と思ったらチェックしてみましょう。エレキの場合はブリッジを前後させて自分で調節できますので、チューニングメーターを使って正確に合わせておきましょう。
12フレットの実音が低い場合はブリッジを前(ネック側)へ、高い場合は後ろへ動かします。
アコギの場合は通常自分で調節出来ませんので、試奏の段階で必ずチェックしてハズレを買ってしまわないように注意しましょう。

ピックの選び方

こればっかりは好みですが、一般に弦の張りのきつい時はやわらかいピックが、弦の張りのやわらかいときは固いピックが弾きやすいとされています。ストローク中心ならおむすび型をリードプレイにはティア・ドロップ型を使います。
サムピックは指にはめてみて「ちょっときついなあ」と思うくらいでちょうど良いです。使ってるうちに必ず緩んできます。
気に入ったものが見つかったら、余分に買いだめしておきましょう。廃番で手に入らなくなるなんてことはしょっちゅうありますから。

つけ爪

ひこっちさんからメールで情報を頂きました。

>フィンガーピッキングでサムピック以外のフィンガーピックを使いこなすのは困難です。それで、これはフィンガーピッカーのダック・ベイカー(たしか)がやってるそうですが、卓球の玉を適当な大きさに切って爪の裏側(身のあるほう)にアロンアルファでくっつけて弾くとかなり弾きやすい。

だそうです。
これはやったことないのでどういう状態になるのか良く分かりませんが、クラシックギターのつけ爪のようなものですね。
僕が知っているものでは、爪の表面を瞬間接着剤で固めて強化するという裏技がありますが、長期間続けると爪が呼吸出来なくなってトラブルのもとになりますのでまねしないように。

歌えるフレーズは必ず弾ける!

スタジオミュージシャン石川鷹彦氏の言葉です。どんな難しいフレーズも、声に出して歌えるフレーズは必ず弾けるようになる。反対にどうしても歌えないフレーズは弾けるようにならない。楽器の修得には音感よりも、まずリズム感が先ということでしょうか。イメージトレーニングは絶対大事ですよ!

ギターの得意なキー

ギターという楽器はキーによる演奏性の違いが他の楽器に比べ意外と少ないんじゃ無いかと思います。でもやっぱりジャンル別に弾き易いキーというのがありますね。フォーク系の弾語りならCとGですし、ブルース、ロック系ならAとE。ジャズならCとFかな?12のキーを全部覚えようとするとうんざりしますが、的を絞って得意なキーを持っておくと良いです。プロのミュージシャンでも結構かたよってます。スコアを買ったらどんなキーが多いのか調べてみましょう。面白い発見があるかも知れませんよ。

TAB譜の是非

耳コピが楽器の上達に重要なのは間違いない。
しかし、基本的なテクニックが習得できていない段階では遠回りのような気がする。
音の動きと指の動きを結び付けるためにTAB譜やスコアを使うことは決して悪いとは思いません。
問題は応用力。
なぜ「その押さえ方なのか?」考えながら弾くこと。
つまり、「どれだけアタマを使っているか」に尽きると思います。

ギターに理論は必要か?

ギターと理論の関係って英語学習に似ていると思います。
日本の英語教育は文法中心だからいつまでたっても話せるようにならないのと同じで、
音楽理論の勉強をしたからといって作曲やアドリブができるようになるわけじゃありません。

単語をつなぎ合わせればブロークン・イングリッシュでも結構通じてしまうように、
フレーズやコード進行のコピーを続けていれば、ちょっとしたアドリブなら自然にできるようになります。
でもね、文章を書くのに文法を知らないとやっぱり困りますよね。

理論を知っていると、耳コピのときコードを予測できたり、自分でアレンジするときアイデアを具現化できたりと便利なことがたくさんあります。
日本人でも国語(日本語)の勉強をするように、音楽を続けるなら一度は音楽理論に触れてみても決して損は無いと思います。
ちなみに僕が理論の勉強をし始めたのはギターを始めて10年目でした。

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この記事を書いた人

12才よりギターを始めキャリアは30年以上。
20代半ばでブルースに目覚め、集めたCDは100枚以上。

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