ブルースオムニバスCD

オムニバス
2004年8月公開の長編ブルース映画「THE BLUES」の内容に則した企画アルバム。
グラミー賞にて「最優秀ヒストリカル・アルバム」「最優秀ライナーノーツ」の2部門を受賞した。
ディスク5枚組(全116曲)という膨大な量で、ブルース100年の歴史を語りきる力作。
初めてブルースをレコード化したといわれるマミースミスからカントリーブルース、シティーブルースを通過し、ジャンプ・ブルースからR&Rへの流れ、ジョニーウィンターやオールマン・ブラザースらのフォロワー、ロバート・クレイやケヴ・モといった現代のブルースマンまで、余すところ無く収録されている。
これを聞けばアメリカン・ポピュラーミュージックがいかにブルースの影響を受けたか、否ブルースが全ての源であるということがお分かりになると思う。
このCD ボックスはある意味ブルース100年の歴史の集大成といっても過言ではない。
マーティン・スコセッシは「タクシードライバー」などで知られる映画監督だが、実はザ・バンドの解散コンサートを描いた伝説の映画「ラスト・ワルツ」の編集を担当しており、音楽ドキュメンタリー製作の手腕も評価が高い。

ブルース初期の貴重な音源を集めたオムニバスCD。
1971年にLP3枚組として発売されプリウォー・ブルース(戦前のブルース)入門盤として現在も人気がある超ロングセラー盤。
デルタからイースト・コーストのラグあたりの古いカントリーブルース(1920年代物が結構ある)メンフィスからシティーブルースにかけてピアノ・ブルースやジャグバンドも収録されている。
ロバート・ジョンソンやチャーリー・パットン、ライトニンといった超有名どころは、はずされている(特にテキサス系は入っていない?)ので手持ちのCDとはかぶらないのではないでしょうか?カントリーブルースをもっと追求したい人におすすめ!