a-ki's factory blog

すぐ歌えるコード進行ネタ帳

特に練習曲があるわけでも無く、コード理論を解説するでもなく、ただ坦々とコード進行のパターンを羅列している本。

いったいどういう場面で使うのだろうと考えてみると「作曲初心者」で特に曲調がワンパターンになりがちな人にいいかもしれません。

作曲の作業って最初から最後までメロディーが自然に浮かぶとは限らないんです。むしろそういう事はまれですね。

「サビだけできたけどAメロが浮かんでこない」なんていう時はコード進行だけ先に決めておいて、後からメロディをしぼり出すということが良くあります。

コード進行が印象的だとメロディが単調でもかっこよく聞こえたりするので、こういう本は案外役に立つかもしれませんね。

この「ネタ帳」にはいくつか特長があって

Aメロ、Bメロ、サビ、転調、エンディングとケースごとに最適なパターンを収録

Aメロ40パターン×Bメロ30パターン×サビ40パターン×αで理論上5万通りのコード進行が作れます。
実際には使いものにならない組み合わせも相当ありそうですが各パターンごとに「次に弾くおすすめのコード進行」が表示されているので、最初はそれに従ってみるのもいいかもしれません。

各パターンにイメージしやすい名前がついている

「明るいコード進行」や「力強いコード進行」など名前がついているので、直感的に選ぶことができます。

中には「男気のある・・・」や「明け方のような・・・」といったイメージしにくいものや苦肉のネーミングもありますがwちなみに「明け方のようなコード進行」はアニマルズの「朝日のあたる家」がモチーフになっています(ちょっと無理があるぞ)

すべてキーはCまたはAmで統一

キーが統一されているのでパターンごとのニュアンスの違いが理解しやすいです。

教則本や歌本でも一つのキーに統一されていることは少ないので、理論を勉強中の人もケーススタディとして役に立つかもしれませんね。

他にGとE(EマイナーとDマイナー)も併記してあるので、弾き語りなら移調で困ることは無いでしょう。

※移調の必要があれば弊サイトのオンラインギターコードブックを活用していただければ・・・

「かき鳴らす」「つま弾く」「アルペジオ」と進行ごとに右手の適したパターンが指示されているのも親切設計。

  • 最終更新日:
  • 公開日:
a-kiのアイコン

この記事を書いた人

12才よりギターを始めキャリアは30年以上。
20代半ばでブルースに目覚め、集めたCDは100枚を超える。

QRコード(このページのURL)

人気のコンテンツ