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T-ボーン・ウォーカーの名盤感想

“They Call it Stormy Monday But Tuesday as Just as Bad・・・(「嵐の月曜日」というけれど、火曜日だって最悪さ)”

俗に「スト・マン進行」というスロー・ブルースのコード進行の元になったのが、このT-ボーンの「ストーミー・マンデー」だ。
この曲と「スウィート・ホーム・シカゴ」が弾けないとブルース・セッションに参加する資格は無い(笑)

T-ボーンが活躍したのはジャンプ・ブルース全盛の頃。ジャジーでおしゃれなサウンドと裏腹にこの曲で歌われている内容はとんでもなく「ろくでなし」だ。
月曜から木曜までぶつぶつ言いながら働いて金曜日に入った給料をすぐに散在し、日曜日には教会で神様に愚痴を言う。。。
皆さんは決してこんな大人になってはいけません(笑)

さてこのベスト・アルバムは、この「スト・マン」以外に、同じくスロー・ブルースの”Mean Old World”やブギの”T-Bone Shuffle”などつぼを押さえたコンパクトな選曲がしてある。
B.Bキングらが多大な影響を受けた「モダン・ブルースの原点」を知りたい人には最適!

ちなみにジャケット写真の「背中弾き」はこのT-ボーンのオリジナルだ。
他にも「水平弾き」や「大開脚」など、彼のステージはザッツ・エンターテーメント!だったらしい。
映像はAmerican Folk Blues Festival などで見られます。

モダン・ブルース・ギターの父

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T・ボーン・ウォーカー
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この記事を書いた人

12才よりギターを始めキャリアは30年以上。
20代半ばでブルースに目覚め、集めたCDは100枚を超える。

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