アーバンブルースからモダンブルースへ
大恐慌から第二次世界大戦にかけて再び黒人が北部、西部の工業都市に大移動した1930~40年代、シカゴでシティーブルースが隆盛を極める一方「シカゴ以外の地域(テキサス~ウエストコースト)」でも新たなブルース「アーバン・ブルース」が芽生えてはじめていました。
ジャズとより接近したブルース
アーバン・ブルースの特徴はJAZZとのつながりをより深めたところにあります。
同じようにジャズの影響を受けた「クラシック・ブルース」と違い、ジャズに飲み込まれること無く、また、「シティー・ブルース」ほど弾語りへの執着も有りませんでした。
1940年代に入ると、アーバン・ブルースは大きな展開をみせます。
ブルースとエレキギター
テキサスではT-ボーン・ウォーカー (T-bone Walker)が初めてエレキ・ギター(電気ギターといった方が適切)をブルースに取り入れました。
Tボーン・ウォーカーはロニー・ジョンソンやチャーリー・クリスチャン(JAZZにはじめてエレキギターを取り入れたギタリスト。ちなみにTボーンはチャーリー・クリスチャンよりも早くエレキを使い始めたといわれています。)らとも親交があり、コンボスタイルのバンドをバックに、イントロや間奏でギターソロを弾くという現在のロックにも通じるスタイルを確立しました。
その後、ラジオの普及によりブルースの地域差はしだいに無くなり、これらのアーバンブルースはメンフィスのB.B.キング (B.B.King)らの手により統合され「モダン・ブルース」と呼ばれるようになりました。
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