琉球音階の特徴
琉球音階は、メジャースケールから第2音(M2)と第6音(M6)を省いた「ド・ミ・ファ・ソ・シ」の五音階で、独特の明るい響きを持つスケールです。ヨナ抜き音階に対して「ニロ抜き音階」、「沖縄スケール」とも呼ばれます。
沖縄民謡に根ざし、琉球王国時代には中国や日本本土との交流を通じて独自に発展しました。
三線をはじめとする伝統楽器と相性が良く、沖縄民謡やエイサーで広く用いられ、地域の音楽文化を象徴しています。
さらに現代では、THE BOOMの「島唄」やBEGINの「島人ぬ宝」に代表されるように、ポップスや映画音楽にも取り入れられ、沖縄らしい郷愁や異国的な情緒を表現する手法となっています。
