ギタリストのためのコード理論講座

ギター初心者が難しめのギター雑誌などを読むための基礎知識です。コードの知識はアレンジや耳コピにも必須です。

はじめに

ギタリストのためのコード理論講座の使用上の注意と読み進める上で最低覚えなければいけない用語など。

コード理論を勉強して行く上で、最初に理解をしなければいけないのは音名の種類とその意味です。

長調と短調の違いは何でしょう？単に「暗い響き」「明るい響き」では無く、理論上の見分け方を理解しましょう。

コード（和音）は音程の異なる３つ以上の音を重ねて作ります。この一番基本的な３つの構成音で成り立つコードを「トライアド（三和音）」といいます。

4つの構成音を持つコードを「４和音」といいます。4和音はトライアドに6度又は7度の音を加えます。

トライアドのコードトーンはroot、3rd、5thですが、3rd、5thを変化させることもあります。

テンションコードとは、3和音、４和音に複音程（テンション・ノート）を加えたものです。

メロディーに対してどのようなコードが使えるかを考える場合、基本になるのがダイアトニックコードです。いわゆるスリーコードも実はダイアトニックコードの一部なのです。

マイナースケール上にコードを積んだ場合、少し注意しなければいけないことがあります。

コード進行の最小単位をケーデンス（終止形）と言います。すべての楽曲はケーデンスの組み合わせで成り立っています。

実際の楽曲はスリーコードだけで構成されるということはあまりありません。では「楽曲はケーデンスの組合せで成り立つ」というのは間違いなのか？そうでは無いのです。

ダイアトニック・コードをスムースに引き出すために、そのコードの前に対応(完全５度上/完全４度下）するドミナントコードを置くことがあります。

コード進行のパターンは無数にありますが、中でも頻繁に登場する定番の進行があり、これらを覚えておくと耳コピや作曲の役に立ちます。