ボトルネック奏法で使うオープンチューニング
ボトルネック奏法では、レギュラーチューニングで演奏することもありますが、一般にはオープンチューニングを使います。
ボトルネック奏法のチューニング
良く使われるオープンチューニングにはD、E、G、Aの主に4つがあります。
一見チューニングの種類ごとに奏法を覚えるのは大変そうに思いますが、実際には「E」は「D」の各弦を1音づつ上げたもので奏法は全く同じです。
「A」と「G」も同様なので「DとG(あるいはEとA)」の2つのチューニング上での奏法を覚えれば良いのです。
しかもこの2つも奏法的に共通点が多いので、実際にはそれほど多くのことを覚える必要はないのです。 今回はカントリーブルースで良く使う「オープンG」の奏法を中心に説明します。
オープンGのチューニング方法
(レギュラーチューニングからオープンGへ)
もちろん、チューナーを使ってもいいのですが、簡単なので覚えておきましょう。
オープンGでは1、5、6弦をレギュラーチューニングから一音下げます。
2弦(B)、3弦(G)、4弦(D)はレギュラーのままですね。
- 先ず1、5、6弦を適当に緩めておきましょう。(チューニングは低い音から巻きながら合わせるのが基本!)
- 1弦と6弦を4弦(D)に合わせます。
- 次に5弦を3弦(G)に合わせます。
はい出来上がり!ホラ、簡単でしょ。
オクターブ違いのチューニングが聞き取りにくければ、低い方の弦を12フレットのハーモニクスで鳴らしましょう。
弦を緩める時テンションのバランスが崩れる場合があるので、念のため隣同士の弦を図のように確認して微調整しましょう。
音を聞いてみる
練習が終わったらもとのレギュラーチューニングに戻すようにして、毎回チューニングするようにすればすぐに覚えられます。
※頻繁にチューニングを変えると、弦の寿命を極端に縮めて切れやすくなります。
チューニングの仕方を覚えるまでは、弦交換も投資と考えてください。
参考:オープンGチューニング | オンライン・ギターチューナー