フィンガーピッキングブルースの基本
アコギ派ギタリストなら一度は挑戦したいカントリーブルース。比較的弾き易い、キーEのコンスタントベーススタイルを中心にブルースソロをマスターしよう!
フィンガーピッキングのスタイル
主に、ツーフィンガー(親指と人指し指)を使う方法と、スリーフィンガー(親指、中指、人指し指)を使う方法があります。古き偉大なブルースマンには、ツーフィンガースタイルの人も多いのですが、ここでは、スリーフィンガースタイルを中心に話を進めます。
ツーフィンガーは、スリーフィンガーをマスターしてからでも十分覚えられます。
ちなみに僕は、ツーフィンガーとスリーフィンガーが混在して、フレーズによって使い分けます。
スリーフィンガースタイルでは親指は、4~6弦、人指し指は2弦(3弦)、中指は1弦(2弦)を担当します。ギターを構えた時、人指し指、中指がそれぞれの弦を触っているように構える癖をつけましょう。
フィンガーピッキングのポイントは一にも二にも右手のフォームにかかっていると思います。
少しデフォルメしていますが、写真を見て正しいフォームを覚えて下さい。フィンガーピッキングの苦手な人は,総じて親指が丸まってしまう悪いフォームになっている場合が多い様です。
ポイントは、
- 親指をしっかり伸ばすこと。人指し指、中指は少し丸めた感じ。
- 手首をこころもち外側に曲げること。
- 手の甲がぶれないように、小指をボデイに置いて固定させるのも良い方法。
- 弦を弾く時は、親指と人指し指(中指)でつまむようなイメージで弾きます。
- 手首の力を抜くこと。
練習曲
キーはEです。人指し指、中指はメロディーを、親指はベースとリズムを担当します。
「フィンガーピッキングブルース編」で使う親指の動きはほぼ共通ですので、しっかり練習しましょう。
左手の指使いはあまりこだわらなくて良いですが、1フレ-人指し指、2フレ-中指、3フレ-薬指を使って下さい。
音を聞いてみる
この練習曲で使っているような単純なベースの動きを「コンスタントベース」「モノトニックベース」などといいます。
ライトニン・ホプキンスがこのスタイルで有名です。
参考:ベースのバリエーション